節分
節分というのは本来、立春・立夏・立秋・立冬の前日のこといいますが、特に立春は「1年の初め」という理由で春の節分が重視され、一般に「節分」といえば春の節分を指します。これは立春を新年と考えると前日は大晦日に相当するので、前年の邪気を全て祓ってしまう追儺(ついな)の行事として「豆まき」が行われます。豆まきは年男(その年のえとの生まれの人)あるいは一家の主人が「福は内、鬼は外」といいながら煎った大豆をまきます。また自分の年の数だけ豆を食べるとこれから1年病気にならないと言われています。妊婦のいる家庭ではこの豆を安産のお守りにもします。もともと宮中の行事が一般家庭に普及したものです
初午祭り
茶ノ木神社/三光稲荷神社/宝田恵比寿神社
初午祭は、新暦と旧暦の2月に行われる神事で、「事始め」「仕事始め」の日として古来より、大切にされてきました。この時期は陽気が次第に春めいてきて、草木を始め万物が活き活きと発育しようとする活動時期です。その陽気が一番盛んになる2月の<午の日>が初午の日に当たります。古来より初午の頃から農家では五穀を始めさまざまな種を用意して、農作業を始めてきました。
作物の豊饒を願う神事が初午祭でもあり「午」は動物の馬に通じ、馬は神の最も愛寵されたものと考えられることから午の日を神聖な日となりました。「午」は方角では南、時間では昼の12時・正午を表し、陽気の盛んな事を示しています。